恋愛映画を恋のお手本に>仕事関係から発展する恋愛

今回の“立場や身分を越えた恋”は、仕事絡みのお話。
仕事の依頼人と請負人という立場を描いた『ボディガード』。
映画と共に大ヒットした主題歌で、知っている人も多いはず。
プロに徹して仕事関係の異性に対し、冷静に職務を遂行できるか。
さらにはお互い有能同士でプライドも高いというおまけ付き…。

かつて大統領2人を護衛した経歴を持つ世界屈指のボディガード、
フランクのもとに、人気歌手レイチェルの身辺警護の依頼が入る。
初めはフランクを受け付けず反発するレイチェルだが、
身を呈して自分を守ってくれる彼を次第に信頼するようになり、
やがて互いに惹かれ合う。一方で暗殺者の魔の手が近づいていた…。

傲慢なレイチェルは当初かなり我が儘な態度ですが、大スターで、
しかもシングルマザー。事件にも弱音を吐かず毅然と振る舞います。
これは“強い女”として感情を抑えて生きる現代社会の女性像。
そんな女性が「私を守って」と、頼れる強い男に訴えます。
仕事に一生懸命な女性は、自らの気持ちを抑えて頑張ってしまいがち。
男性は、そんな女性の気持ちを察知する教訓として観ましょう。
「守る気持ち=相手への気遣い」…これは大切ですね。
ちなみに2人がデートで観に行く映画は、黒澤明の『用心棒』。
自分の仕事を理解してもらう意図と読み取ると、参考にしたいです。

ボディガード(1992/日本公開1992)アメリカ
監督/ミック・ジャクソン
主演/ケヴィン・コスナー/ホイットニー・ヒューストン

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