恋愛映画を恋のお手本に>不釣り合いな立場でも互いに認め合う

街などで「どう見ても不釣り合い」なカップルを見た事ありますか?
「羨ましい」と思ったり、「おかしい!」と思ったりしませんか?
でもそのカップルはお互いを理解して付き合っているわけですね。
今回は、そんな分不相応な相手との“大きな格差”が障壁となる
富豪と娼婦の恋愛を描いた大ヒット作『プリティ・ウーマン』です。

“ウォール街の狼”と呼ばれる実業家エドワードは、偶然出逢った
コールガールのビビアンと気まぐれに1週間のパートナー契約を結ぶ。
瞬く間にエレガントなトップレディへと変貌するビビアン。
やがて2人は、お互い惹かれ合う気持ちに気付くが、それと同時に
住む世界が大きく違い過ぎるために戸惑いを感じ始めるのだが…。

ファッションで別人の様になるのは『プラダを着た悪魔』を彷彿。
(※『プラダを着た悪魔』については以下もご参照ください。
 http://eigadate.web.fc2.com/index/prada.html
シンデレラ・ストーリーの王道『マイ・フェア・レディ』の現代版
とも言われますが、本作では男女の関係は対等に描かれています。
しかも、女性が男性に与える影響も本作の方が大きいのです。
そして、終盤ではビビアンはいい条件を捨て、自立を選びます。
無教養で貧しくても気概を持って生きていける女性ではありますが、
「どうせ自分は不釣り合い」と、恋愛はできないと思い身を引く。
この映画は、そんな自分を見る固定概念を払う事を気付かせます。
どんな立場でも認め、真の姿を受け入れてもらえる事が大切ですね。

プリティ・ウーマン(1990/日本公開1990)アメリカ
監督/ゲイリー・マーシャル
主演/ リチャード・ギア/ジュリア・ロバーツ

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