恋愛映画を恋のお手本に>小粋な会話が良いお手本の古典的名作

それでは、最初に取り上げる“運命の恋”1本めは、
まさに“運命の出逢い”を描いた王道の古典的名作。
1957年公開の『めぐり逢い』です。
1939年の『邂逅』をマッケリー監督自らがリメイクしたもので、
1994年にも3度目のリメイクが製作されました。

ニューヨークに向かう豪華客船のデッキで出逢った男女。
有名なプレイボーイの画家ニッキーと歌手のテリーは、
お互いに既に婚約者がいながらも次第に恋に落ちてしまう。
2人は、6か月後にエンパイア・ステート・ビルの屋上で
再会することを約束して一旦別れる。
そして約束の日、再会の場へ向かうテリーだが…。

携帯電話など伝達手段が整った現代では起こりえない展開ですが、
とにかく小粋な会話が良いお手本になります。
後半の感動と打って変わって、映画の前半はコメディタッチ。
客船のデッキでのニッキーとテリーの会話が洒落ているのです!
ちょっとジョーク交じりだったり、キザっぽかったりと
なかなか日本人には真似できませんが、雰囲気は学びたいところ。
出逢いの元となるタバコケースの使い方もうまいです。

めぐり逢い(1957/日本公開1957)アメリカ
監督/レオ・マッケリー
主演/ケーリー・グラント/デボラ・カー

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