恋愛映画を恋のお手本に>顔の見えない出逢いからわかるふれあいの大切さ

続いては、『めぐり逢えたら』の監督、主演の2人が
5年後再び顔を合わせた、1999年公開の『ユー・ガット・メール』。
1940年に製作された映画のリメイクなのですが、
「手紙で文通」の設定が「Eメール」に置き換えられています。

NYで亡き母から受け継いだ小さな絵本店を営むキャスリーンと、
その近所に大手チェーンの大型書店を出店した会社の御曹司ジョー。
商売敵として反発し合う2人は、インターネット上では
「Shopgirl」と「NY152」を名乗って、その日にあった出来事を
報告するなど、お互いの素性も知らないまま励まし合う間柄だった。
Eメールを通じて、2人はどんどん惹かれ合っていくが…。

ネット上の世界では、知らない相手に気持ちをさらけ出せます。
悩みや愚痴など、逢う事も無い人だからと話せるのでしょうか。
逆に現実の世界では、なぜ素直に気持ちを伝えられないのか…
たとえそうでも、やはり生身の人との語らいを求めたくなります。
現在はSNSも充実してネット上での“運命の出逢い”も豊富。
相手の顔が見えない出逢いにこそ、ぜひ参考にしたい作品です。
コミュニケーションがいかに大切かよくわかります。
しかし、このラストの展開は賛否両論あるので、
共感できるか否かはお任せします!

ユー・ガット・メール(1998/日本公開1999)アメリカ
監督/ノーラ・エフロン
主演/トム・ハンクス/メグ・ライアン

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