恋愛映画を恋のお手本に>失恋は本当の愛のために必要な試練

続いては、クリスマス休暇中にお互いの家を交換するという
「ホーム・エクスチェンジ」を題材にしたロマンティックコメディ。
日本では馴染みのないシステムをうまくストーリーに活用した、
女性も男性も共感できる温かい作品、『ホリデイ』です。
監督・脚本も手掛ける女性ならではの視点は要チェックです。

ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリスと、ロサンゼルスに住む
ハリウッド映画予告編製作会社の社長アマンダ。奇しくもそれぞれ
クリスマス目前にして恋に破れた2人は、インターネットを介して
ホーム・エクスチェンジをする事に。異国の地で2週間の休暇を
過ごす2人。そこで、アマンダはアイリスの兄グラハムと、
アイリスは映画音楽作曲家のマイルズと出逢うが…。

この映画は“運命の恋”のテーマにも当てはまりますね。
アイリスとアマンダは失恋をきっかけに休暇を過ごしますが、
失恋は「いつか本当に愛し合える人と出逢うために必要な試練」と
切り替えて、「次の恋を見つけよう」と思わせてくれます。
傷つく事を恐れずに恋をする。恋に破れるリスクも経験する。
人は、そうやって鍛えられ、磨かれ、輝いていくものです。
いつものおバカ演技を封印したJ・ブラックの意外な好演も注目。

ホリデイ(2006/日本公開2007)アメリカ
監督/ナンシー・マイヤーズ
主演/キャメロン・ディアス/ケイト・ウィンスレット
   ジュード・ロウ/ジャック・ブラック

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