恋愛映画を恋のお手本に>恋に悩んでも恋に臆病にはならない

『フラれる方法』の次は、『恋愛マニュアル』を見てみましょう。
1本の映画の中で、「出逢い」「すれ違い」「浮気」「別れ」
といった4つのドラマが展開する作品。「恋愛大国」ともいわれる
イタリアの映画『イタリア的、恋愛マニュアル』です。
“恋愛の達人”であるはずのイタリア人も恋に悩み、不器用にも
一生懸命相手に立ち向かう様子が、とても共感できます。

「第1章」偶然出逢ったジュリアに一目惚れしたトンマーゾ。しかし
彼女はまったく相手にしてくれない…。「第2章」倦怠期に入った
マルコとパルバラの夫婦。危機を乗り越えようと2人で旅に出るが…。
「第3章」婦人警官オルネッラは、夫の浮気に気付きその腹いせに…。
「第4章」妻に家出されたゴッフレード。気弱な自分を変えようと
本屋でCD付『恋愛マニュアル』を手にし、早速女性にアタックを…。

これからの若いカップル〜熟年の夫婦まで世代の異なる4組が登場。
夫の85%、妻の60%が浮気をするとの台詞のように、イタリア人は
「恋愛に積極的」というのは有名ですが、そのイメージが崩れます。
恋する相手にふりまわされ、恋する自分の想いにもふりまわされ、
相手も自分も見えなくなって悩む。まさに「恋は盲目」です。
幸せは何処にあるか見えなくても、腐らず前向きに生きていれば
いつか掴むことができる。人間みんな不器用なんだなと感じます。
でも恋に悩んだり不器用だったりしても、そこは陽気なお国柄。
恋に臆病ではありません。ここは見習うべきところですね。

イタリア的、恋愛マニュアル(2005/日本公開2007)イタリア
監督/ジョヴァンニ・ヴェロネージ
主演/シルヴィオ・ムッチーノ/ジャスミン・トリンカ

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