恋愛映画を恋のお手本に>勇気を持って素直に気持ちを伝える

またまた、立場・身分の違いが“障壁”となる作品が続きます。
でも今回は、富裕層と貧困層ではなくて、トップ女優と一般人。
まあ、ほとんど同様に“高嶺の花”状態なわけですが…
1999年公開のラブコメ『ノッティングヒルの恋人』です。
主演は前々回の作品と同じくJ・ロバーツ、相手役はH・グラント。

ロンドン西部のノッティングヒルで旅行専門の書店を営むウィリアム。
妻と別れ、店の経営も上手くいかず、冴えない生活を送っている。
そんな彼の店に、ある日ハリウッドのスター女優・アナが来店。
本を買って笑顔で店を出るが、その直後街角で2人はバッタリ衝突、
アナの服はジュースで汚れてしまう。ウィリアムは慌てて彼女を
家に連れて行き着替えさせるが、帰り際アナは彼にキスを…。

誰もが「憧れの芸能人と付き合えたら」と考えた事があるでしょう。
この映画では、「どんな人だって1人の人間なんだ」と訴えます。
スターのアナは、満たされ過ぎていることに空しさを抱いています。
「私だってただの1人の女よ」と言う台詞は、立場・身分の違い
による“障壁”も越えられることも可能だと気付かせてくれます。
そして、好きな相手には自分の気持ちを、「勇気を持って素直に」
伝えることが大切だということ。無理して背伸びしようとしたり、
相手に合わせたりと、本来の自分ではない姿を見せようとしない。
これは“障壁”のテーマで挙げてきた全ての作品に共通してますね！

ノッティングヒルの恋人（1999／日本公開1999）アメリカ
監督／ロジャー・ミッシェル
主演／ヒュー・グラント／ジュリア・ロバーツ