恋愛映画を恋のお手本に>嘘と真実の狭間で変化していく男女関係

不倫の映画が続きましたが、次は不倫を含めた男女の浮気の話。
2組のカップルの狡猾な恋愛模様を描いた『クローサー』です。
舞台劇が基になっているだけに会話・台詞がポイント。
ヤッた・ヤラないの生々しいセクシュアルな言葉が飛び交います。
監督は、あの有名な『卒業』を手掛けたM・ニコルズ。

小説家志望のジャーナリスト、ダンはある日ロンドンの街中で、
ニューヨークから単身で来ていたストリッパー、アリスと出逢い、
2人は間もなく同棲を始める。1年半後、アリスをモデルにした
小説の出版を控え撮影スタジオに訪れたダンは、フォトグラファーの
アンナに一目惚れ。半年後、アンナになりすましたダンによる
チャット上の悪戯で、アンナ本人と医師のラリーが出逢う。
そして4ヵ月後、アンナの写真展の会場で4人が顔を合わせるが…。

「嘘と真実」というテーマの下、男女の関係を赤裸々に描きますが、
現実の恋人同士の間にも時には必要な嘘やすべてを語らない配慮も
必要なのではと考えさせられます。そう思うとこの映画は非現実的。
リアルに思える会話も「そんなことまで話すか?」と見えてきます。
なぜ真実を知りたがるのか? 真実を語れば愛は変わらないのか?
現実世界を生きる我々には、大いに手本や教訓となるはずです。
貴方は愛する人の恋愛遍歴を知りたいですか?自分も話しますか?

クローサー(2004/日本公開2005)アメリカ
監督/マイク・ニコルズ
主演/ジュード・ロウ/ジュリア・ロバーツ
   クライヴ・オーウェン/ナタリー・ポートマン

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