恋愛映画を恋のお手本に>あきらめず一途に思い続けて得るもの

次は小説を原作にした作品で、フィクションではあるものの
格差社会、孤児、暴力、売春など、インドの抱える現実を背景に
描いた、アカデミー作品賞受賞の『スラムドッグ$ミリオネア』。
絶望的かつ孤独な人生に置かれた主人公が、
幼馴染みで最愛の女性と結ばれるヒューマン・ラブストーリーです。

スラム出身の18歳の少年・ジャマールは、テレビの人気番組
『クイズ$ミリオネア』に出演し、最後の1問という段階まで来た。
ところが1日目の収録後、彼は突然警察に連行されてしまう。
無学のスラム出身者が正解を続けたための、不正の容疑だった。
ジャマールは尋問に対し、自身の過去について語り始める。
それは1人の少女を探し続けた彼の人生の物語だった…。

ラストで、クイズを正解できた理由は「運命」だったからと出ます。
ご都合主義だとの声も多いですが、「運命」と思って観ましょう。
そして、一度決めたことは最後までやり抜くジャマールの性格は
どんな逆境でも「あきらめず信じ続ける」ことを教えてくれます。
彼は最愛の女性を探すため『ミリオネア』に出演しますが、それも
彼があきらめず一途に思い続けた結果であり、最後に繋がります。
「駆け抜けたその道に夢とヒントが落ちていた」
この映画に付けられたキャッチコピーも深いです。
“運命の恋”も身近な所に落ちているのかもしれません。

スラムドッグ$ミリオネア(2008/日本公開2009)イギリス
監督/ダニー・ボイル
主演/デーヴ・パテール/フリーダ・ピントー

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