恋愛映画を恋のお手本に>16歳の歳の差恋愛に見る真の愛

お次は、リアルな“歳の差恋愛”を描いた映画を。
数ある中から選んだ作品は、年齢差のみならず身分も生活環境も
違い過ぎる男女の物語、『ぼくの美しい人だから』です。
その年齢差は16歳。主演のS・サランドンは、実生活でも
12歳年下のティム・ロビンスと長年事実婚生活を送っていたので
妙に説得力がありますし、とにかくカッコ良く大人の女を魅せます。

27歳のエリート広告マン・マックスは、パーティーからの帰り道、
立ち寄ったバーで43歳の女性・ノーラから声をかけられる。
彼女は先刻ハンバーガー店で文句を言ったレジ係の女性だった。
その夜2人は関係を持つが、年齢も育ちもすべて不釣り合い。
一夜限りの行きずりのはずが、翌日彼は再びノーラを訪ねる…。

当時のS・サランドンも役柄に近い44歳。しかし更に上に見えます。
脇毛もそのまま、部屋は荒れ放題、労働者階級の女を演じています。
年齢差、社会的格差、教養、考え方…あらゆる障壁がありながら、
2人は真の愛を見つけていくことになるのです。
この作品は、特に女性が恋愛の極意を学ぶシーンが詰まっています。
お手本にしたいのは、ノーラのマックスに対する口説き方です。
余計なことは口にせず、肩を寄せ、眼を見つめて話を黙って聞く。
S・サランドンの目力もありますが、テクニックは利用できますね!

ぼくの美しい人だから(1990/日本公開1991)アメリカ
監督/ルイス・マンドーキ
主演/スーザン・サランドン/ジェームズ・スペイダー

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